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維持管理・長寿命化計画の策定

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ダム長寿命化計画策定への取組

ダムの総合点検への取組

国土交通省では、社会資本整備重点計画(平成24年8月)において、状態監視に基づく予防保全の導入を図りつつ、長寿命化に関する計画を策定し、適切な維持管理を行うことを定めました。

治水、利水などの機能を有する重要な土木構造物であるダムについても、維持管理及び設備の更新等をより効果的・効率的に実施していく必要があります。

ダム総合点検、ゲート等の機械設備、警報局等の電気通信設備については維持管理に関する技術基準に基づいて点検し、その結果をもとに、整備・更新に関する中長期的な計画であるダム長寿命化計画を策定します。



ダム長寿命化計画策定業務の実施内容
ダム長寿命化計画策定業務の実施内容は、基本的に以下の内容が含まれます。


1. ダム総合点検

ダム土木構造物の点検で健全度を評価し、今後の維持管理方針を策定する。

2. ダム用ゲート設備等点検

ダム用ゲート設備等の点検結果に基づき、整備・更新計画を策定する。

3. 電気通信施設点検

電気通信施設の12ヵ月点検の結果に基づき、整備・更新計画を策定する。

4. 長寿化計画策定

維持管理方針に基づき、ダム土木構造物やダム用ゲート設備等、電気通信設備の修繕・整備・更新について、コスト縮減・平準化を考慮した中長期的な計画を策定する。

5. ダム堤体のひび割れ等のデータベース化

今後の維持管理の効率化のため、ダム堤体のひび割れ等の堤体の状況をデータベース化する。


1.ダムの総合点検

(1)ダムの総合点検の概要

ダム総合点検では、ダム土木構造物の健全度を評価し、今後の維持管理方針を策定します。機械設備や電気通信設備、その他のダム施設等の健全度評価や今後の維持管理方針を、総合的な観点から維持管理方針としてまとめます。

ダム土木構造物の維持管理方針は、右図の実施手順で策定します。調査前および方針作成時に専門家を起用し、品質の向上を図ります。

機械設備、電気通信設備及びその他のダム施設等の維持管理方針は、日常点検や定期検査、調査結果を踏まえ、健全度評価や維持管理計画等の要点をまとめたものです。

ダムの構成要素間で境界部分となる設備や施設も考慮したうえで、構成要素の対象として維持管理方針をとりまとめます。

ダムの総合点検への取組

 

(2)ダム堤体コンクリートの劣化状況把握
現地調査による健全度評価は、劣化の進行度や継続性に着目し、定量的、科学的な手法で実施します。

弊社は「シュミットハンマーによる強度試験」「ドリル法による中性化深さ試験」による通常の健全度評価手法に加えて、有害骨材に起因す る劣化の可能性についても確認するため、詳細調査(粉末X線回折試験、偏光顕微鏡観察等)を実施。

また、ダムでは高所作業が必要となることが多く、適切で安全な点検方法を提案しています。


橋梁点検車を使用した堤体上流面の近接確認橋梁点検車を使用した堤体上流面の近接確認

ロープアクセスによる強度試験ロープアクセスによる強度試験

圧縮強度を確認するための内部コンクリートの採取圧縮強度を確認するための内部コンクリートの採取

(3)ダム堤体における計測値の分析
ダム堤体の挙動の健全度(安全性)は、ダム堤体の漏水量、揚圧力、変位の計測結果等を基に分析・評価します。

評価に際しては、計測値と設計値(管理目安値)との対比や、管理所の目安となる計測値の大小だけでなく、貯水位等 との相関、経時的な変化、履歴に着目し、安定度や自然災害から受ける影響について調査します。


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2.長寿命化計画

ダム土木構造物やダム用ゲート設備等、および電気通信設備の維持管理コスト、修繕・整備・更新の基本周期、実施時期を勘案し、必要経費の平準化を図った長寿命化計画を作成します。


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3.ひび割れ等のデータベース化

従来、ダム堤体等のコンクリートに生じた変状は、スケッチで記録していました。

弊社は、コンクリートのひび割れ、ポップアウト等の位置と形状(長さ、幅等)をより正確に記録できる画像解析の手法を提案しています。

当該手法では、変状毎にID を付記し一覧表に整理して変状図を作成するため、今後の点検や管理で確認された変状を履 歴として記録可能です。

ダム堤体の劣化の正確な計測と記録

赤外線サーモグラフィ赤外線サーモグラフィにより、可視画像で見えない変状も検出

UAVによる堤体撮影UAVによる堤体撮影

ダム堤体の3Dモデル化ダム堤体の3Dモデル

オルソ画像のトレースオルソ画像へ変状位置情報をトレース

ダム堤体の3Dモデル化ダム堤体の変状の位置情報




4.弊社のダム点検、維持管理計画検討の取組体制

ダム総合点検、定期検査、長寿命化計画等の経験を有する技術者が業務に従事します。

さらに、ダムの調査、計画・設計、 管理運用、維持管理等の経験者や地質、電気機械設備の専門家が技術的なサポートを行い、確実な業務遂行と品質を確保します。
 

5.弊社のダム点検、維持管理計画検討に関する主な業務実績

局長表彰 事務所長表彰

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年度 業務名 発注者
平成29年度 平成28年度美和ダム・小渋ダム操作規則点検業務 天竜川ダム統合管理事務所
平成29年度 平成28年度 蓮ダム防災操作点検業務 蓮ダム管理所
平成29年度 平成28年度 丸山ダム操作規則点検業務 丸山ダム管理所
平成29年度 菅沢ダム管理総合評価検討業務(共同体業務) 日野川河川事務所
平成29年度 長寿命化計画策定業務委託(ダム・長寿) 福島県
平成29年度 相系第321号相模ダム長寿命化計画(土木総合点検)策定業務委託 神奈川県企業庁
平成28年度 灰塚ダム健全度調査業務 三次河川国道事務所
平成28年度 品木ダム長寿命化計画外策定検討業務 品木ダム水質管理所
平成27年度 川内沢ダム事業計画検討業務委託 仙台地方振興事務所
平成27年度 小里川ダム長寿命化資料作成業務 庄内川河川事務所
平成27年度 蓮ダム長寿命化計画資料作成業務 蓮ダム管理所
平成27年度 新豊根ダム長寿命化計画資料作成業務 浜松河川国道事務所
平成27年度 平成27年度  長島ダム長寿命化計画資料作成業務 長島ダム管理所
平成27年度 釡房ダム総合点検業務 釡房ダム管理所
平成26年度 品木ダム総合点検検討業務 品木ダム水質管理所
平成26年度 新豊根ダム堤体等総合点検業務 浜松河川国道事務所
平成24年度 鳴子ダム維持管理検討業務 鳴子ダム管理所
平成24年度 弥栄ダム定期検査報告書作成業務 弥栄ダム管理所
平成24年度 玉川ダム総合管理検討業務 玉川ダム管理所
平成22-24年度 釡房ダム維持管理計画検討業務 釡房ダム管理所

6.技術士・河川維持管理技術者をリーダーとする3人一組での点検体制

(2018年9月時点)

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ダム行政経験者
ダム工事事務所長 7名
ダム管理所長 6名
総合管理事務所長 1名
調査事務所長 1名
支所長 2名
有資格者数
技術士 総合技術監理部門(河川・砂防及び海岸・海洋) 7名
  総合技術監理部門(土質及び基礎) 2名
  建設部門(河川・砂防及び海岸・海洋) 28名
  建設部門(土質及び基礎) 5名
測量士   23名
測量士補   27名
一級土木施工管理技士   25名
河川維持管理技術者   14名