2025年8月23日(土)と9月20日(土)に実施された、十三から夢洲へ来場者を輸送する社会実験「十三から船で万博へ行こう!」の企画・運営を行いました。
当社は、国土交通省 近畿地方整備局 淀川河川事務所より「淀川舟運活性化方策とりまとめ業務」を受託し、淀川の舟運を活用した沿川地域の活性化を目的として、社会実験を踏まえた舟運の活性化方策の検討等を行っています。
本社会実験は、2025年3月に完成した十三緊急用船着場から、万博が開催されている夢洲への来場者輸送を通じて、新たな航路(淀川下流部~臨海部)の課題や需要等を把握することを目的としており、当社は、その企画から広報、当日運営までを実施しました。
淀川には桁下の低い橋が数箇所あり、また、海に出ると他の大型船や風・波の影響を強く受けるため、企画にあたっては、船の選定や運航可能時刻の割り出しなど、多くの困難がありました。
さらに、十三から夢洲まで70分もかかることや、淀川に船着場があることがあまり知られていないなど、募集の際の弱点もあったことから、SNSやHP、チラシ等、積極的に広報を行い、その結果、両日とも千人を超える応募をいただくことができ、淀川の舟運や夢洲航路への関心の高さがうかがえました。
今後も、継続的な社会実験の実施、および結果を踏まえた舟運活性化方策の検討等を進めてまいります。
十三船着場の様子
乗船の様子
船内の様子
夢洲へ向けて出航
万博会場を奥に航行
社会実験チラシ