3次元地形データ、生物データなどを用い、流況解析・河床変動計算等の解析を行い、治水、維持管理、環境、景観に配慮した多自然川づくりの河道設計を行っています。当社が検討した最上川は、「多自然川づくりの高度化を目指した河道の3次元設計ツール導入手引き(素案)」に事例として記載されています。
【河床変動計算による河床動態の再現性の検証】
【ゲームエンジンを用いた景観検討として、現況河道と改修後河道の景観比較】
荒川上流管内での湿地再生地の一つである鴻巣市大間地区(御成橋上流側)の完成イメージを、ゲームエンジンを活用して表現しました。
出典:国土交通省 関東地方整備局 広報チャンネル
コウノトリなどの大型水鳥の飛来を目指し、荒川の湿地環境を再生する取り組みを進めています。その取り組みの指標種コウノトリの3Dモデルを作成しました。
※埼玉県こども動物自然公園に監修いただき、細かな動きにもこだわって作成しています。
出典:国土交通省 関東地方整備局 広報チャンネル
業務効率化、品質向上のため、CIM(Construction Information Modeling / Management)を活用して砂防堰堤の設計を行いました。
CIMを活用することで設計内容が立体的に視覚化され、施工、維持管理等、一連の建設生産システムの合理化が可能になりました。
CIMを活用した砂防築堤の設計
都市部を流れる河川の良好な河川環境を活かした親水護岸、堤防の計画・設計を行い、市民に親しまれる河川空間が完成しました。
平面図
断面図
水際の親水護岸
堤内天端の広場
河床低下により環境が悪化したアユ産卵場等の生息環境と土木遺産(加藤清正が築造した「八の字堰」)の復元を目的とした自然再生に取り組みました。 当社は調査から設計、水理模型実験等に係わり、2019年3月に「八の字堰」が竣工しました。現在は、地域の親水空間としても利用されています。 また、一般社団法人全日本建設技術協会主催の「全建賞」、公益財団法人日本デザイン振興会主催の「グッドデザイン賞」を受賞しました。
空中写真
完成した親水護岸
イベントでの水面利用
完成記念式典(左上)、全建設の表彰状とメダル(左下)、グッドデザイン賞賞状(右)